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第一子長女の幸せと不思議なご縁。

今日は少し私事ながら娘のことを書きたいと思います。昨日、娘の交際中の彼を自宅にお招きしました。いわゆる「お嬢さんをください」というやつです。あ、今時そんな古風なセリフは言わないみたいですが、、、


初め近くのお店を予約して食事をしようかということでしたが、せっかくなので、娘が生まれ育った我家を見てもらいたいと、お昼ごはんを作っておもてなしをいたしました。我家は決してキレイな家ではありません。結婚当初から住んでいる公団住宅です。どちらかというと、狭くて汚い家です。来客なんてここ何年もありません。


でも、あえて家に来てもらったのは、既に家族として認めているということです。あえて、この家を見てもらおう。娘の生まれ育ったこの環境を見てもらおう。そんな気持ちでした。それでも、一生懸命に掃除をして多少見た目がキレイになったかなあ。といっても、結婚当初から住んでる公団住宅です。あちこちの雑巾がけは年末の大掃除以上の大掃除。翌日は腕が痛くなりました。(笑)



そして、もうひとつ。ここに来てもらった理由があります。実は我家がこの公団住宅を卒業できることになったのです。ならば、せっかくなので引っ越す前に娘の生まれ育ったこの家を見てもらいたい。私自身もいいも悪いも成長させてもらったこの家。そして、恐らく最後の来客となるだろう娘の彼をこの家に呼びたいと思いました。


掃除をしていたら、この家で過ごした数々の思い出が脳裏に広がりました。公団住宅のかなり広い庭付き1階なので、娘が幼稚園の時はお友達がいっぱい遊びに来て、庭のミニトマトをおやつ代わりに食べていました。


あちこち雑巾がけをしながら、いつのまにか「ありがとう。お世話になりました」って、言っている自分がいて、そんなことを気づかせてもらえる今回の最後の来客だったのかなあ。と、、、しみじみ、、、



第一子長女で生まれた娘は、当時の我家事情から随分と我慢をさせてしまうことが多く、それでも不足を言わず、私自身が母として育ててもらったと思っています。仮死出産で数秒の差でもしかしたら脳に障害が残ったかもしれず、現在の健康に育ってくれたことに本当に奇跡の子と思っています。


そんな娘が選んだ彼は、本当に広く温かい心をもった好青年です。最近、現在の職場の新規事業として福祉関係への展開に伴い、保育士の資格を取ったということです。それも、発達障害の子どもたちに携わるための保育士の資格だというお話しを聴いて、何だか胸が熱くなりました。


娘の仮死出産の話しをしながら、小さいころのアルバムを一緒に見てほのぼのした時間を過ごしていた時、彼が娘を守っていきます。と、、、真剣な眼差しと迷いなくハッキリと言葉にしてくれた瞬間、目頭が熱くなりウルウルしてしまいました。


正直、嬉しさと妙に寂しい気持ちもありましたが、彼の横でニコニコ笑っている娘を見ていたら、私もほっこりと幸せ気分になりました。娘には幸せになってもらいたい。手のかからない、本当にやりやすい子でした。でも、それはきっと娘なりの親への気遣いだと思っています。当然、心の内には「我慢」もあったでしょう。そのことは私もよく感じています。




娘の彼が、発達障害の子どもたちのお世話をするための保育士の資格を取った。これからの時代は、恐らくこういった福祉関係の事業が多く展開されるのかもしれません。方向性として私も同じくセラピストのお仕事として、生きづらさを感じているクライアント様とのセッションの中で、やはり幼少の頃の拭い切れない辛い記憶が、メンタルの弱さへとつながっている場合も多くあるようです。


娘の彼のお仕事が、これから同じような方向性を見ることになると、不思議なご縁というか、つながりを感じています。私事にお付き合い頂きましてありがとうございました。












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あーとくりえーと

周波数音楽作家&セラピスト

erisu小田

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